Ken's blog

日々、生きている中で思ったこと、言葉にしたいと感じたものを書いています。

水樹奈々 Synchrogazer 歌詞の意味を解釈してみた。解釈①理想の自分を目指している人

私は、よく聴く曲の歌詞の意味を、深く考えて解釈する事が好きだ。今回はSynchrogazerについて解釈していく。

Synchrogazer(シンクロゲイザー)は、水樹奈々の26枚目のシングル。2012年1月11日にキングレコードから発売され、テレビアニメ「戦姫絶唱シンフォギア」の主題歌として使われた。

以下が歌詞の全体である。

 

Listen to my song...

僕の声は聴こえていますか?please tell me...
答えのない虚構の空目指しfly far away

言葉じゃ足りないから 僕のすべて受け止めて
制御出来ない…したくないよ
初めて知る感覚
君に歌うよ 永遠の始まりを

「だから笑って…」
誰よりも熱く 誰よりも強く 抱き締めるよ
震える心 揺さぶればいい何かが動き出す
僕等きっと、生まれた日から出会える日をずっと探してたんだ
風の鳴く夜は思い出して
共に奏でた軌跡 天に舞うよ

僕の想いは届いていますか?true or false
触れ合うたび もどかしさが募るcrying more crying

いつも避けてばかりいた 明日を見失いそうで
傷付けないように 傷付かないように
嘘だけが増えていく

「だけど笑って…」
痛いくらいに 苦しい程に そう…愛しいから
求める気持ち抑えきれない自分が怖かった
やっと、体中巡る本能のRHYTHMに気付いたんだ
もう二度と君を離さないよ
幾つもの昨日がね、未来を照らす

この身朽ち果てても伝えたいものがある
響け 生命(いのち)の絶唱(うた)彼方 羽ばたいて

「だから笑って…」
誰よりも熱く 誰よりも強く 抱き締めたい
震える心 揺さぶればいい何かが動き出す
僕等きっと、生まれた日から出会える日をずっと探してたんだ
風の鳴く夜は思い出して
共に紡いだ奇跡 天を描くよ

 

アニメの主題歌という事もあり、歌詞がストーリーやキャラクター同士の関係性を意味してもいる。

ただ、今回はそうした視点からの解釈ではなく、私が独自に考えた、人間の生き方についての解釈を紹介していく。それは、理想の自分を目指している人、という視点からの解釈である。

 

 まず、曲名の意味を探る所から。

 曲名のSynchrogazerとは、Synchro(同時に)とgazer(凝視する者)から成る言葉である。これは下のジャケット写真を見ると意味が分かる。

f:id:K208:20190217153532j:image

こちらを見る水樹奈々が床にも映り、本人と反射する2人とで同時に(Synchro)じっと見ている(gazer)事が分かる。

 

次は歌詞の解釈である。

Listen to my song...

(僕の歌(心の声)を聴いて…)

僕の声は聴こえていますか?please tell me...

(僕の声(心の叫び)は聞こえていますか?どうか教えて…)

答えのない虚構の空目指しfly far away

(答えのない人生の中、幸せな未来を目指し、生きていく)

言葉じゃ足りないから 僕のすべて受け止めて
(心の叫びを言葉だけでは表現しきれないから、僕の全てを受け止めて)

制御出来ない…したくないよ

(溢れる思いを制御出来ない、我慢したくないよ)
初めて知る感覚

君に歌うよ 永遠の始まりを

(理想としている君に歌うよ、永遠の始まりを)

「だから笑って…」
誰よりも熱く 誰よりも強く 抱き締めるよ

(なりたいと理想として目指してきたあなたを、誰よりも熱く誰よりも強く抱き締めるよ)

震える心 揺さぶればいい何かが動き出す

(未来への不安で震える心を、勇気を出して揺さぶればいい、新しい扉が開き人生の何かが動き出すから)
僕等きっと、生まれた日から出会える日をずっと探してたんだ

(僕と、目指してきた理想の自分はきっと、生まれた日から出会える日をずっと探していたんだ)
風の鳴く夜は思い出して

(不安になる夜は思い出して)
共に奏でた軌跡 天に舞うよ

(過去の僕と理想に近づいていく僕とで、共に奏でた軌跡が天に舞うよ)

僕の想いは届いていますか?true or false

(僕の変わりたいという想いは、未来の僕に届いていますか?届いていませんか?)
触れ合うたび もどかしさが募るcrying more crying

(理想の自分になれそうになる度に、手が届かずもどかしさが募り、泣いてばかりいる)

いつも避けてばかりいた 明日を見失いそうで

(理想の自分になりたいと思いながらも、いつも避けてばかりいた、今までの生活を見失うのが怖くて)
傷付けないように 傷付かないように

嘘だけが増えていく

(周りの人を傷付けないように、自分自身が傷付かないように、都合のいい嘘•建前•作り笑顔だけが増えていく)

「だけど笑って…」
痛いくらいに 苦しい程に そう…愛しいから

(理想の自分に変わりたいという気持ちは、痛いくらいに苦しい程に愛しいから)
求める気持ち抑えきれない自分が怖かった

(変わりたいという気持ちを抑えきれない自分が怖かった)
やっと、体中巡る本能のRHYTHMに気付いたんだ

(やっと、自分の本当の気持ちに気付いたんだ)
もう二度と君を離さないよ

(もう二度と理想の自分になる事から逃げないよ)
幾つもの昨日がね、未来を照らす

(今までの幾つもの失敗が未来へ繋がっていく)

この身朽ち果てても伝えたいものがある
響け 生命(いのち)の絶唱(うた)彼方 羽ばたいて

(私の溢れる想いが、幸せな未来へ羽ばたいていき届きますように)

「だから笑って…」
誰よりも熱く 誰よりも強く 抱き締めたい

(なりたいと理想として目指してきたあなたを、誰よりも熱く誰よりも強く抱き締めたい)
震える心 揺さぶればいい何かが動き出す

(未来への不安で震える心を、勇気を出して揺さぶればいい、新しい扉が開き人生の何かが動き出すから)
僕等きっと、生まれた日から出会える日をずっと探してたんだ

(僕と、目指してきた理想の自分はきっと、生まれた日から出会える日をずっと探していたんだ)
風の鳴く夜は思い出して

(不安になる夜は思い出して)
共に紡いだ奇跡 天を描くよ

(過去の自分とこれからの自分が、共に紡ぐ奇跡が未来を描いていくよ)

 

曲名とジャケット写真の話に戻るが、これは本人と反射して映っている人とが、同じ方向(未来)を同時に見つめている状況だと解釈出来る。

このように歌詞の解釈の1つ目は、理想の自分を目指している人という視点でした。

 

次の記事では、もうひとつの解釈として考えた、好きになった人がいる人物について書いていきます。