みなさんは、自分の顔を初めて見た日の事を覚えていますか?
私は、物心ついた頃(5歳くらいの時)に、家の母の鏡台で自分の顔を初めて見た事を、ぼんやりとですが覚えています。
その時は家で遊んでいる最中で、鏡の前を偶然通りかかっただけでした。
第一印象は、
- 自分の顔を初めて見たけれど、こういう顔なんだな…。
- 優しそうな目元だな。
- 顔立ちは良くはないけれど、そんなにひどくはなくて良かった。
です。鏡を見た時は一人だったので、誰かに話すわけではなく、心の中でこのように思った事をぼんやりと覚えています。
イソップ童話に『欲張りな犬』という話があります。
犬が、口に大きな肉の塊をくわえて外を歩いていて、橋を渡りました。
川を覗くと、美味しそうな肉の塊をくわえた犬がいるのを見つけました。
「誰だこいつは?間抜けな顔だな。怖い顔をして脅かしてやろう。なんだ?こいつも怖がらせてきたぞ。ええい鬱陶しい!吠えてもっと怖がらせてやる!」
「ワンワンワン!その肉を俺によこせ!」
欲張りな犬は、川の中の犬に向かって吠えました。
すると、くわえていた肉の塊が、ポチャーンと川の中に落ちてしまいました。
人間は別として、一部の動物は鏡に写った姿を自分自身だと分からない事もあるそうです。この犬も、川面に映った顔が自分のものだとは分からずに、こうした結末になってしまいました。
私も実家でトイプードルを飼っていますが、散歩に連れて行った帰りに、エレベーターの鏡で顔が映るように見せても、平面だからかよく分かっていないようです。
飼っているトイプードルについては、また別の記事で紹介する予定です。是非楽しみにしていてください!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。