みなさんは、現在の仕事に誇りを持って働く事が出来ていますか?
仕事をしていれば、理不尽な事、嫌な事が、これでもか!というほど、沢山出てきます。
でも、知識、技術、適性を持った、誰でもないあなたが働いているからこそ、世界は円滑に回っているのです。
私は、『3人の石工(いしく)の話』が大好きです。
古代ギリシャの時代、3人の石工職人がいました。
毎日、汗を流しながら、ひたすら石を切って働いています。
そこに1人の旅人が通り掛かり、石工職人たちに質問をしました。
「あなた達は、何の為に石を切っているのですか?」と。
すると、
1人目の職人は、
「決まっているだろ!金を貰う為だよ」と答え、
2人目の職人は、
「将来、腕のたつ職人になる為に仕事をしているんだよ」と答え、
3人目の職人は、
「これから先、何百年も皆が訪れる事ができる、宮殿の土台を作っているんだよ」と答えました。
この話を聞くと多くの人が、やはり3人目の職人のように、自分の仕事が社会に対してどのような貢献をしていくのかを、明確にした上で働くべきだと思うでしょう。
しかし、現実にはどうでしょうか?
私たちは、自信を持って3人目の職人のような意識で、毎日働いていると言えるでしょうか?
『石を切る仕事内容』という事実は同じですが、捉え方次第で幸福度、やり甲斐は変わります。
「お金を貰う為に働いている」という意識でも、ダメだとは私は思いません。
でも、どうせなら、『自分が世界を動かしているんだ』ぐらいの意識で働いた方が、やり甲斐は感じられやすいですし、より意欲的に働く事が出来るでしょう。
私自身も少し前までは、お金の為に働いていると考えていました。
でも、今回の記事を書く中で、他の人よりも少なくとも適性がある自分達一人一人が、今の仕事で働いている事で、世界が回っているのだと改めて思いました。
日々、大変な事も多いですが、大変な時こそ、誇りを持ちながら働いていたいですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。