こんにちは。Kenです。
以前からなのですが、最近は特に寒い為、頻尿ぎみで困っています。
今回は、若いけれど頻尿で困っている人に向けて、『膀胱訓練』の事について書いていきます。
水分をこまめに摂らないと、風邪予防や体温調節に良くないのですが、あまり摂りすぎるとトイレに頻繁に行きたくなるので困っています。
冬場に頻尿気味になるのには、いくつか理由があります。
- 寒さ
寒いと、体表と体内とで血流量が変わり、利尿作用が起こりやすくなります。その為、下半身を温めると血流量が調整され、尿意をコントロールしやすくなります。
- 発汗の減少
体温低下を防ぐ為、冬になるとあまり汗をかかなくなります。汗にならず体内に余った水分は尿になるので、トイレが近くなります。
- 乾燥
冬場は乾燥により、体の水分が奪われがちです。その為、尿は通常よりも濃くなり、膀胱が刺激を受けてトイレが近くなります。
このように、寒さと乾燥に気をつけるだけでも、頻尿を改善できる事が多いです。でも、あまり効果がない場合には、以下のような『膀胱訓練』が有効です。
『膀胱訓練』とは、別名『我慢訓練』とも呼ばれる、頻尿を改善していく為の訓練方法です。
1日の中で、
- 水分を飲んだ時刻
- 飲んだ水分の種類と量
- トイレに行った時刻
- その時の尿意切迫感(強い、普通、弱い)
- その時の排尿量(多い、普通、少ない)
- 尿の色(濃い黄色、薄い黄色、透明)
といった項目を記録します。
すると、水分摂取に応じた、自分が尿を溜められる時間間隔を把握出来ます。
この結果を元に、尿意を我慢する時間間隔を伸ばす事を繰り返し、尿を溜められる時間間隔を少しずつ伸ばしていくという訓練方法です。
尿意を我慢している時は、好きな事や趣味に没頭したり、楽しい事を考えたりして、なるべく尿意から気を逸らすようにしましょう。そして、尿意を感じてもすぐにはトイレに行かずに、5分でも長く尿意を我慢し、コントロール出来るようにしていきましょう。
職場や外出先だと、我慢しきれず漏らしてしまう可能性があるので、自宅で、帰宅後から就寝前の時間を使ったり、休日の在宅時を使ったりして訓練すると安心です。
私も、尿意を感じると早めにトイレに行く事が多いのですが、あまり頻繁に排尿していると、膀胱に溜められる尿の量を増やす事が出来ないので、ある程度溜めてから排尿するような習慣をつけていく事が大切です。
重度の頻尿で困っている場合は、泌尿器科を受診する必要がありますが、軽度の頻尿で困っているのであれば、ぜひ今回紹介した『膀胱訓練』を行い、尿意をコントロール出来るようにしていきましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。