Ken's blog

日々、生きている中で思ったこと、言葉にしたいと感じたものを書いています。

自尊心の取り戻し方。役に立つ事が出来ている実感が大切。

私はどちらかというと、街中で声を掛けられやすいです。

道を聞かれたり、電車のホームや車内で通る駅を聞かれたり、切符の買い方を聞かれたり、などなど…

私は外見や表情がそこまで怖くはないので、相手も聞きやすいのかもしれないです。

体系化された正式名称があるかは知りませんが、話し方のテクニックで、自分が既に分かっている事(例えば、物の置き場所や、その日の業務予定、パソコンの使い方など)を相手にわざと聞いて、答えられた相手に『人の役に立った』という実感を与えるというものがあります。

職場内や家族間で、このテクニックを使うと、なんでもない事を相手に聞くだけで、聞かれた人は「自分でも相手の役に立つ事が出来た」と感じて、自信を取り戻す事が出来ます。

このテクニックの例と似ていますが、分かっている道順を知らないふりをして聞いたり、物の置き場所を知っているのにわざと聞いたりする事で、相手が自信を失っている時に自尊心を取り戻させる事が出来ます。

道を聞かれて答えられたという事実は、人の役に立つ事が出来たという実感を与え、あなたの自尊心を満たします。その結果、こんな自分でも人の役に立つ事が出来る、生きている価値があると感じる事が出来ます。

現代は、なにかと競争社会です。学校でもテストの点数や成績や順位で優劣をつけられ、社会に出ても仕事が出来るか、人間性や積極性は良いか、他の人よりも秀でた能力があるか、などで評価されます。

そんな環境にいると能力が低い人は劣等感にさいなまれて、どんどんと自己嫌悪のループに陥っていきます。

企業側からすれば、優秀な従業員だけ残っていれば他の低能な人はいりません。でも競争社会から、周囲の人と協力し合っていく文化が、少しずつでも広まっていくと、もっと生きていきやすい世の中になっていくのにな…と思っています。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。